「provided that」は接続詞句(conjunction phrase)として機能します。
具体的には、「provided」が接続詞(conjunction)として働き、「that」がその後に続く従属節を導く役割を果たします。一緒になって条件を表す句を構成します。
「provided」
もともとは動詞「provide」(提供する)の過去分詞形ですが、この場合は接続詞として使われます。「もし~ならば」という条件を示す。
「that」
接続詞として、従属節を導く。文によっては省略されることもあります(例: “provided [that] you finish your work” あなたが仕事を終えればという条件で)。
意味
「provided that」は「〜という条件で」「~ならば」という意味を持ち、条件を提示する際に使われます。
文脈によっては「もし~であれば」「ただし~の場合に限る」というニュアンスを持ちます。
条件が満たされる場合にのみ、その後の内容が有効であることを示します。
例文
1. You can borrow my car, provided that you return it by tomorrow.
(明日までに返すという条件で、私の車を貸してあげます。)
車を貸すのは「明日までに返す」という条件が満たされる場合に限る。
2. We will go hiking, provided that the weather is good.
(天気が良ければ、ハイキングに行きます。)
ハイキングに行くのは「天気が良い」という条件次第。
【類似表現】
「provided that」はややフォーマルな響きがあり、以下のような類似表現と置き換えられることがあります。
as long as(〜する限り)
so long as(〜する限り)
if(もし~ならば)
on condition that(〜という条件で)
ただし、「provided that」は「if」よりも条件がより明確で限定される場合に使われる傾向があります。
【注意点】
「provided that」は主に書き言葉やフォーマルな会話で使われます。カジュアルな会話では「if」や「as long as」がより一般的です。
「provided」のみでも同じ意味で使われることがありますが、「that」を伴う方が一般的です(例: “Provided you agree, we can start.”
同意いただければ始めましょう。)
「providing that」という形もまれに見られますが、「provided that」が標準的です。
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