6. 文化的・慣用的な傾向
日常会話では、「search for」がより一般的でカジュアルに使われる傾向があります。特に、探しているものが明確な場合(例: 鍵、仕事、愛など)。
フォーマルな文脈や警察捜査、調査などの場面では、「search」が場所や範囲を強調するために使われることが多いです。
インターネット検索では、Googleや他の検索エンジンの影響で「search for」が非常に一般的です(例: “Search for flights on Google”)。
7. 類義語との比較
look for「探す」という意味で、「search for」とほぼ同じですが、よりカジュアルで軽いニュアンス。
例: I’m looking for my glasses.(メガネを探している。)
→ 「search for」より日常的で、努力の度合いが軽い印象。
seekよりフォーマルで、「求める」「追求する」というニュアンス。抽象的なもの(例: 成功、平和)に使われることが多い。
例: They seek peace in the region. (その地域の平和を求めている。)
8. 注意点
「search」の後に「for」がなくても意味が通じる場合
例: I searched everywhere.(どこでも探した。)
→ 場所を強調しているので「for」は不要。
「search for」の後に場所を追加する場合
「search for + 対象 + in/at/on + 場所」の形で、場所を補足できます。
例: She’s searching for her keys in the living room.
(彼女はリビングで鍵を探している。)
9. まとめ
search 探す場所や範囲(例: 部屋、インターネット)を強調。目的語を直接取り、プロセスや行動に焦点。
search for 探している対象(例: 鍵、情報)を強調。句動詞として、探し求めるものに焦点。
使い分けのコツ
場所や範囲を調べる行動を強調したい → search+ 場所。
探している対象そのものを強調したい → search for+ 対象。
抽象的なもの(幸せ、真実など)やインターネット検索では「search for」がより一般的。
日常会話では「search for」がより頻繁に使われ、ニュアンスの違いは文脈次第で曖昧になる場合もあります。
10. 練習問題
以下の文で「search」または「search for」を使い、適切なものを選んでください。
1. The police are _______ the suspect’s house for evidence.
(警察は容疑者の家を手がかりを探して捜索している。)
2. I’m _______ my favorite book in the library.
(図書館で好きな本を探している。)
3. She _______ the internet for a good recipe.
(彼女はインターネットで良いレシピを検索した。)
【解答】
1. searching(警察の捜索行動、場所を強調)。
2. searching for(本という対象を強調)。
3. searched for(レシピという対象を強調、インターネット検索では「search for」が一般的)。
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