「疑似熟語」nothing but

「擬装熟語」としての nothing butは、文脈において一見「~でしかない」 「~にすぎない」「~以外は」「~しか」という熟語的な意味に見えるが、実際には butが接続詞として「しかし」を意味し、nothingが独立した意味(「何もなかった」「何者でもなかった」)を持つ場合を指します。

  1. Once, they were nothing but a group of amateurs, but now they are world-renowned scientists.  

             かつて、彼らはただのアマチュアの集まりでした。しかし今では、世界的に有名な科学者たちです。

    2. Five years ago, he was nothing but a struggling artist, but now his paintings sell for millions.  

             5年前、彼は苦労する芸術家にすぎませんでした。しかし今では、彼の絵画は数百万で売れています。

    3. In the past, we were nothing but a local shop, but now our brand is recognized worldwide.  

            過去、私たちは地元の小さな店にすぎませんでした。しかし今では、私たちのブランドは世界中で認知されています。

    4. A decade ago, I was nothing but a student with big ideas, but now I’m the CEO of a tech giant.  

            10年前、私は大きなアイデアを持つ学生  にすぎませんでした。しかし今では、テクノロジー大手のCEOです。

    5. They were nothing but a ragtag team back then, but now they’ve won three consecutive championships.  

            かつて、彼らはただの寄せ集めのチームでした。しかし今では、3回連続で優勝しています。

    6. Years ago, she was nothing but a shy writer, but now her books top bestseller lists.  

             何年も前、彼女は内気な作家にすぎませんでした。しかし今では、彼女の本はベストセラーリストのトップに君臨しています。

    7. We were nothing but a small community group, but now we influence national policy.  

            私たちは小さなコミュニティグループにすぎませんでした。しかし今では、国家政策に影響を与えています。

    8. Once, he was nothing but a kid with a dream, but now he’s an Olympic gold medalist.  

            かつて、彼は夢を持つ子どもにすぎませんでした。しかし今では、オリンピックの金メダリストです。

    【解説】

    各文で nothing butは「~でしかなかった」という過去の状態を表し、butは接続詞として「しかし」を意味し、現在との対比を示しています。

    文脈上、nothing butは熟語の「~でしかない」ではなく、nothing(何も~でない、何者でもない)と but(しかし)が分離して機能しています。


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